初のiphoneプログラム

最初は、iphoneで開発を始めた

iphoneなんか触った事も無かったが。

 

iphoneのプログラムは、macじゃないと開発が出来ない。

しかも1年間有料のライセンスを買う。

なんか気が障る感じがするが、仕方がない。

 

xcodeというツールでobjective-CというほぼC言語で作る。

 

昔は、makefile書いてgccコンパイルして、実機に転送して、gdbでdebugするスタイルだった。eclipseさえ使わない、化石みたいな環境。

 

xcodeだと、関数クリックすればリファレンス見れるしdebugもソース見ながらできるし進化しているんだなぁ~と感心。あまり覚える事が無く楽。時代が変わった。

 

ausio session / audio unit とか、audio関係のAPIを一通り試す。

sin波生成して鳴らしてみるとか、そんなところから始まる。

 

サンプリング周波数44100Hzとした。

音声だけであればそんな高くする必要は無いのだが、

ios内部では44100Hz固定で、16000Hzや48000Hzに指定してもOS側がCPUで変換しているようだ。

補完とかするわけでもなく、離散的に値を拾っているだけで、ノイズがでる。

よって、44100Hz一択なのである。

 

音声圧縮、最初はCELTというcodecを使ってみた。

CELTは44100Hzが標準で、iosと相性が良かった。

 

iosは、正確にコールバック発生する。マイクとスピーカー同期している。

micだけdropする事が無いのがよい。

しかしサンプリング周波数44100Hz以外にするとずれ、結構困る。

 

壮大すぎる夢

当初、日本の電話をすべて無料にしようと、そんな壮大な事を言われた。
今だとRAKUTENが無料の電話をやっているが、それを10年前やろうとした。

非常識な位資金力あるんかなと感心した。

現状、日本でどれだけの電話がされているかは、総務省のHPとかですぐわかった。毎日億単位の電話代かかっている。いくらF社の資金があっても無理だろう。すぐ計画は取りやめアプリ同士だけで通話無料。それくらいで妥協。

 

ただ今考えるとアプリ普及させるだけでもかなり大変で、現実に1日に何億円もかかるとか無かったと思う。危なかったら無茶な使い方されないよう時間限定すればよいわけだし。

 

人材募集

事務所があるだけで、開発環境も無い。机も長テーブルしか無い。

インターネット回線も無い。タイムカードも無い。

社則も未定。

MAILアドレスも無く、私物のPCを持ち込んで業務開始。環境を整備する事から始まった。
机、イス、必要な機材、PC,MACを買うところから始まる。

人材の募集も行う。プログラマとデザイナ。

 

履歴書を見て、開発出来そうな人と面接を行う。

社長の面接がちょっとおかしい。
一方的に会社の説明をしている。相手の話とか聞かないのかなぁ....かなり心配。

 

なんだかんだで徐々に人が増えて行った。

 

初出社

2013年7月、新会社へ出勤

詳しくは不明だが、米国のF社から事業資金が提供された。
F社はインターネット事業をやっていたがアプリがいまいちで、我々にやらそうと考えていたらしい。

社員は、社長と自分だけと思って初出社したら、先に女性の翻訳兼事務員のAさんがいた。
自分が1番ではなかった。ちなみに既婚ですと言われた。

この時点で、社長、Aさん、自分の3名が社員だった。

 

通話アプリを作った話

昔、通話アプリを作った話

約10年前、LINEが流行り始めの頃、LINEで通話して音質が良く、感心した。音声周りのプログラムはよくやっていたので、難しそうでもないし自分でも作れそうに思っていた。

当時勤務していた会社は、5年に1回希望退職のチャンスがあった。
普通の退職だと、ちょっとしか退職金が出ない。今回逃すと5年後となる。
管理、事務の仕事ばっかりで仕事が嫌になっていた事、Uターン情報を見ていたら、実家方面にある会社が人材募集をしている事、親も健康状態が悪いので転職を決断。

決断したものの、後から物凄く不安になり気持ちがグラグラしたが、一度申込んだ以上取消も出来ないし。でも辞めなかったら辞めなかったで嫌で仕方なかった。

かなりの偶然だが、転職先でLINEクローンアプリを作る事となった。この辺はかなり幸運だった。